
極彩色の雑貨がひしめく店先、異国情緒あふれる看板、茶芸館の風情あふれる茶卓、猫が昼寝する裏路地…横濱中華街にはフォトジェニックな場所が数え切れないほどあります。そして、季節は芸術の秋。あなたのアート心を満たしに、カメラを持って横濱中華街を訪れてみませんか?ファインダーを通して発見するチャイナタウンの新たな魅力。フォトグラファー気分で今すぐ出かけてみましょう。
思い立ったら吉日、カメラ日和はあなた次第。天高く爽やかな秋晴れの日もよし、静々と濡れそぼる秋雨の日も趣きあり。映画のロケ地で使われることも多いチャイナタウンは、いつでもシャッターチャンスにあふれています。
今回、最初に訪れたいのが、関帝廟通りの「十時屋」。横濱中華街唯一のカメラ専門店です。映画の撮影に使われたこともあるレトロな風情の店内には、アンティークカメラがずらり。「アンティークですが、うちでは今すぐ使えるコンディションのものだけを扱っていますから安心してください。撮影の仕方もレクチャーしますよ」と、オーナーの十時(ととき)さん。湿度が低くカビが生えにくいドイツから直輸入した、良質のカメラばかりを揃えているとのこと。オーナーご自身が撮ったアーティスティックなスナップもカメラと一緒に飾られています。
さて、いよいよスナップ散策スタート。あなたの思うがままにシャッターをきればよいのですが、何かテーマを決めて撮り進めても楽しいのでは。
例えば“顔”。なぜかチャイナタウンには、顔モチーフがいっぱいなのです。店先で福々しいスマイルをたたえる祝福人形のワンスーちゃん&コンシー君、チャイナタウンの雑貨店で必ず見かける大きなかぶり面等、レンズ越しに見る彼等の表情は一興です。顔といっても人間のものばかりではありません。店の看板娘ならぬ看板猫に看板パンダ、看板犬、看板ブタまで勢ぞろい。どれもイイ顔しています。
“看板”といえば、チャイナタウンは異国情緒あふれる店看板やディスプレイの宝庫。それらの醸し出す独特のムードのせいか、どの通りを歩いても日本であることを一瞬忘れてしまう佇まいの連続です。大きなカニが大胆にレイアウトされた屋号、骨董屋に並んだ古い時代のガラス瓶、オリエンタルムードいっぱいの飾り格子等。宝探し感覚でお気に入りの店先めぐりを楽しみましょう。
写真を撮りためて、一息つきたくなったら西門通りにあるアートギャラリー「爾麗美術」へ。善隣門にほど近いにも関わらず、チャイナタウンの賑やかさから驚くほど解き放たれた落ち着いたムードの空間には、常時さまざまな作品が展示されています。
ギャラリーの企画代表で画家でもある鈴木正道さんは「自然と人が作り出す美しいものを紹介していきたいですね。中華街で美味しいものを食べて、ここでアートに触れて。心もお腹も満足していただけたら嬉しいです」と語ってくれました。アート鑑賞後は、ギャラリー内のテーブル&チェア-でスナップ撮影をプレビューしながら寛いで。
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