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ウフフな、横浜中華街。

ウフフな、横浜中華街。

カップルに、家族連れ、女子会グループや、おじさん集団も! まるで横浜中華街に吸い寄せられたかのようにやってきて、ウロウロ、キョロキョロ。そうそう、なんかここには、なんかある気がするのです。ライター・千谷文子もいろいろ発見してきました♪

第19回

2016/07/29

人力車で行く、スーさんと時間旅行

昔むかし、横浜には数千台もの人力車が街を駆け抜けていたのだとか。平成の横浜中華街をトットットッとひた走るのは、俥夫歴12年のハマっ子・スーさん。「普段は気付かないような街の魅力をお伝えしましょう」と言って、街角ヒストリーの時間旅行へと出発しました!

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観光・アミューズメント

横濱おもてなし家(よこはまおもてなしや)

10分1000円〜、コースアレンジも自由自在!

「さぁ、どこに行きましょう」と見せてくれたモデルプランに、“中華街満喫コース(約40分、大人2名利用で8000円)”を発見! たくさんの人が溢れる街だけど、機動力の良さを発揮して小路まで入っていくそう。さっそく人力車に乗り込むと、視野が高くなってテンションアップ。「ちょうどバスに乗ったぐらいの高さですよ」とスーさん。車高があるので、実は夏は地熱を受けずに涼しいんです。

出発地点は、店頭に行列ができるお粥の『謝甜記』と、北京料理の『華正樓新館』の間。背中側は『ローズホテル横浜』です。例えば食事する店をスタート地点やゴール地点にするなど、アレンジは自由自在。10分〜の利用もOKで、2名以上なら1人1000円、1人なら1500円と、リーズナブルな楽しみ方もできるんですよ。
なんと! 月9ドラマにもセリフ付きで出演したことがあるというスーさんの背中を見つつ、横浜中華街のメインストリート・中華街大通りをゆっくり移動して朝陽門へ。
取材を終えると必ず立ち寄る、私的なおなじみ店、和雑貨の『倭物やカヤ』前で停車。レトロなイラストの看板を見上げ「左下に赤い人力車が走っているでしょ。明治の初め頃の景色なんです。上の方に各国の旗がたなびいているのは、旧外国人居留地。ココ横浜中華街です」と解説を受け、一気にタイムスリップ!
左の写真のところで「この車止め、何に見えます? ヒントは四神の……」「うーん、トカゲ!」「エェーー!」とのけぞったスーさん。すみません…。「四神は青龍、朱雀、白虎、玄武で風水の守護神。東西南北の門にも用いられていて、邪が入らないよう横浜中華街の安全を見守っているんですよ」。そうでした、そうでした。正解は朱雀をモチーフにしたもので、写真中央は青龍の車止め。中国人アーティスト・劉旭光さんが手掛けました。写真右の斧をデザインしたモニュメントは、「過去を継承し未来を切り拓く」というメッセージが込められているんですって。江戸末期の開港以来、アジアや欧米の人たちが集って日本の近代化・国際化の種をまき、現在の発展へとつながっていることへの人々の感謝と未来への気概が伝わってきます。

スーさんは、強靱な肉体に、かわいいエクボ

南門シルクロードに入ると、前方から大きなワゴンに乗ってワイワイやってきた園児たちが、人力車を興味津々に見上げて「バイバーイ!」と元気いっぱい。人力車だからこその一期一会♪ この路はパンダ雑貨を扱っているお店が多いことから、別名“パンダ通り”とも言うそう。『横濱媽祖廟』前ではスーさんと記念撮影をしました。あっ、その正体はエクボがかわいい♡

ちょうどこの日、『横濱媽祖廟』では“雷祖会(らいそかい)”が開かれていました。日頃、美味しい料理を作るために生き物を殺生している料理人たちが中心になって、生き物の霊を供養する鎮魂祭です。一般参加はできないけれど、帰りにちょっとお邪魔して1枚パチリ。冬瓜を細工した美しい灯籠が並んでいました。

今や横浜中華街には大勢の料理人がいますが、開港当時、中国の人々は貿易商や欧米商社の買弁(通訳兼番頭のような役割)などとして、日本人と外国人の間に立って活躍していました。後に横浜華僑の代表的な職業は、洋裁・理髪・料理と刃物を扱う商売に特化され“三把刀(さんばとう)”と呼ばれたそう。中でも料理店が台頭し、今は250軒も軒を連ねています。
再びスーさんの背中に導かれ、関帝廟通りへ向かいます。「山下公園じゃないよ、山下町公園」と案内してくれたのどかな公園には、中国建築様式の東屋が。「軒下の“會芳亭”の看板は、前の前の市長・高秀秀信さんが書いたんです」。へぇ〜。実はココ、山下町135番地は横浜中華街の歴史上で大切な場所。かつては「會芳樓(かいほうろう)」という劇場兼レストランがあり、中国や西洋の芝居、日本の曲芸などが繰り広げられ、各国の人々が交流を深めていたんです。
右手を見れば市場通り。「以前は魚屋さんや八百屋さんがあって市場のようににぎわっていたんですよ」と。なるほど、それで市場通りって言うんですね。
昔むかしの市場通りの写真。子どもたちがおやつを頬張り、買い物をする親子の姿も見られ、イキイキとした暮らしぶりが伝わってきます。/撮影:雪本博美
『関帝廟』は1871年(明治4年)に建立。関東大震災、第二次世界大戦、さらに不審火にも見舞われ、今の建物は1990年(平成2年)に建てられたもの。透明感のある美しい龍の表面は、ガラスなんですって!
最後は『老維新』の看板メニューを見上げ、「元祖パンダまんのCMボーイは、今は高校生になりました(笑)」とスーさん。横浜中華街の走る生き字引です!
ローズホテル横浜』の前に到着。別れ際に、すっかり見惚れてしまった脚線美をパチリ。鍛え抜かれた脚は、エア入り地下足袋を愛用されていました。
写真のような眺めが広がる大桟橋や、みなとみらいの夜景を楽しむコースもあるので、ぜひ利用してくださね。

スーさんNAVIで
横浜観光がひと味変わる!

ローズホテル横浜』を始めとするホテルなどで、ポケットタイプの「元祖はまっぷ」をゲットしましょう! スーさんが選りすぐったおすすめビューポイント6カ所、とっておきマル秘ポイント8カ所も紹介されていて、常連さんも新発見の観光になりますよ。

千谷'sメモ

ラクして爽快、横浜中華街マルわかり!

当コラムのライターさん

ライター千谷文子

ちだにあやこ/夫が横浜出身というだけで白羽の矢が。40代後半戦、ワクワク探しの好奇心は衰えず。愛犬との散歩で鍛えた健脚で、横浜中華街を歩き倒します!

見落としそうなマメ情報

横浜中華街Check Memo

粋だね☆
今年のお中元は“人力車”

ビール? 洗剤? スイーツ? いやいや、今年のお中元は、スーさんのガイド付き人力車に乗れる「乗車ギフトカード」はいかがでしょう。横浜中華街を拠点に、山下公園や大桟橋、元町、山手などへGO! いにしえの街並み写真のデザインも喜ばれます。1枚5000円(30分コース)と1万円(60分コース)の2種類があります。

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当コラムでは、横浜中華街について調べて欲しいことを募集しております。応募の中から、ライター千谷があなたに代わって取材し、当コラムで掲載します。以下の応募メールアドレス宛に、メールタイトルを「ウフフな、横浜中華街係」と記載し、ペンネーム及び調べて欲しいことをできる限り具体的に記載して、ご応募ください。

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