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ウフフな、横浜中華街。

ウフフな、横浜中華街。

カップルに、家族連れ、女子会グループや、おじさん集団も! まるで横浜中華街に吸い寄せられたかのようにやってきて、ウロウロ、キョロキョロ。そうそう、なんかここには、なんかある気がするのです。ライター・千谷文子もいろいろ発見してきました♪

第40回

2018/05/15

お初、全国の中国獅子舞が横浜に!

中国獅子舞を見たことはありますか? 大きな目をクリクリ動かして表情豊か、アクロバットあり、お芝居あり、伝統の舞いもあり。一度見たら、きっとファンに。これまで横浜中華街では、春節や媽祖祭などお祝いごとの度に、ほぼ2カ月に1回ペースでそのパフォーマンスを披露してきました。そして今月末には、日本初となる『第1回全日本中国獅子舞大会』を開催! この歴史を見逃してはなりません!

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大会2日目、審査員は観客の皆さんです!

実は、中国獅子舞の大会はマレーシア、シンガポール、香港などでは盛んに行われて、日本のチームも参戦していますが、日本で開催されたことはありませんでした。そこで立ち上がったのが横浜中華街。

「横浜中華街は食文化の街ですが、中国には食に限らず、いろんな文化があります。その一つである中国獅子舞は日本人のファンもいるので、もっと多くの人に知っていただきたくて。全国から複数のチームが集結して競い合うという試みは、初めてのことです」と、実行委員の竹本理華さん。

大会1日目は、各チーム約10分間のフリーパフォーマンス。2日目は、各チーム8分〜10分間で、お題「酒樽・長いすを使い・喜怒哀楽のある獅子の舞い」に合わせた表現パフォーマンスを披露。観客の皆さんには、一番心惹かれたチームに投票をしていただきます!

『第1回全日本中国獅子舞大会』

〈日にち〉2018年5月26日(土)・27日(日)
〈会場と時間〉
*横浜中華街パーキング特設ステージ(全席指定・有料)
両日とも12時15分開場、13時開演、15時20分頃終了予定
*街頭パフォーマンス(横濱中華學院校庭・山下町公園・中華街内通りで行う予定・全て無料)
26日(土)のみ16時30分〜予定
〈出演団体〉
廣東會館倶樂部廣東獅子團/神戸華僑總會舞獅隊/神戸市立神港橘高等学校 龍獅團/神戸中華同文学校舞獅隊/横濱中華學院校友會/横浜中華学校校友会 国術団/ゲスト〜石見神楽東京社中 大蛇•恵比寿
〈チケットのお求め〉
特設ステージ入場料 1500円
横浜中華街発展会協同組合(電話:045-662-1252)にて販売
チケット情報詳細はこちら

そもそも中国獅子舞って、どんなもの?

『第1回全日本中国獅子舞大会』をトコトン楽しむために、まずは「中国獅子舞って、どんなもの?」から、話しを始めましょう。国際審判のライセンスをもち、横濱中華學院校友會・副会長でコーチも務める、河西航さんにいろいろ教わってきました。

取材場所は、横濱中華學院校友會の獅子や龍などを保管している倉庫にて!

Q.日本の獅子と中国の獅子の、大きな違いは?
A.中国の獅子は、目・口・耳を動かしながら舞うので、表情豊かで愛嬌があります。迫力も満点!

フワフワの毛にカラフルなメイクをし、大きな目がクリクリ。確かに可愛い♪

Q.倉庫には、いろんな顔の獅子がいますね?
A.揚子江を境にして、北方獅子と南方獅子に分かれるんです。千谷さんと並んで撮った獅子は、南方獅子。武術拳法家が獅子を退治したときの様子を舞踏にしたので、カンフーが基礎になっています。だから、南方獅子舞は、武術館によって伝承されているんです。
北方獅子はビニールに入れて保管しているので、こちらが分かりやすいですよ(と写真を見せてくれました)。

オレンジの獅子が、北方獅子。毛は麻でできていて、固いそう。
「その舞いは、獅子の生態を巧みに芸能に取り入れたもので、優雅でアクロバティック! 玉に乗って、シーソーの上を行ったり来たりしたり。僕がよくやっていたのは、鉄柱の上に直径30cmの円盤を乗せ、鉄柱と鉄柱の間を飛び移るパフォーマンス。距離が長いところでは1m80cmぐらいあります」。

Q.すごい! 獅子の中には2人が入っているんですよね?
A.獅子頭と獅子尾の2人の息が合っていないと、獅子に魂を吹き込むことはできません。もちろん、南方獅子舞も同じです。

Q.そもそも獅子とは、どんな生き物なんでしょう?
A.古代文献などに描かれている、想像上の動物です。神々のいる宮殿を守る役目があるといわれ、その言い伝えは今も残っています。関帝廟などにも、左右一頭ずつ石造獅子がいて、「駆邪と降福」を祈っていますよね。

Q.中国獅子舞はいつ頃からあるんですか?
A.清朝の乾隆皇帝の時代に、現在の獅子舞が生まれ、発達したといわれています。乾隆皇帝は、枕元に現れた夢の中の聖獣を、形そっくりに再現させ、舞手を中に入れて躍らせたのが始まり。軍の士気を高めるためにも鍛錬させ、朝廷の祭典では大々的に獅子舞が行われたようです。

約50年前の獅子舞も、勇壮でカラフル!

Q.現代の中国ではどんなときに獅子舞が登場するのでしょうか。
A.春節などのお祝いごとですね。神様の誕生日にも獅子舞は欠かせません。獅子舞には、蛇をやっつけて酒を飲んだり、カニ型のえさを食べたり、物語がいろいろあります。伝統的なものも、オリジナルもあります。

Q.中国獅子舞はマレーシアでも盛んだとか?
A.そうなんですよ。マレーシアでは、教育の現場にも積極的に取り入れられていて、スポーツ競技のよう。舞い手はヒーローです。僕らも世界大会に出場したときに、握手を求められました(笑)。シンガポールや香港でも盛んで、世界大会が開かれています。

Q.世界大会の競技ルールは、どんなものなのでしょうか?
A.例えるなら、フィギュアスケートのよう。演舞の構成を書類にして提出し、それを元に審判がチェックするんです。例えば、獅子舞が横を向いたときに無音だと、「アクションがない」と減点。“ドン”という音と共にアクションがあれば、「タイミングもいい」と評価されます。「獅子が山や谷を越えて川をくだり、酒を飲みに行く」というストーリーなのに、川をぽんと飛び越えただけの舞いでは「表現しきれていない」となります。

Q.『第1回全日本中国獅子舞大会』は2日目に、各チームが競い合いますね。
A.本大会の審判は、観客の皆さんです。難しいことは考えずに、心に響いた舞いに投票してください。日本の主要なチームが一堂に会し、獅子に特化して繰り広げる大会は初めてです。ぜひ、たくさんの方々に見に来てほしいですね。そして何よりこの獅子舞という文化、エンターテイメントをこの機会に更に多くの人に知ってもらいたい。いつかは獅子舞が日本でも代表するエンターテイナーとなることを、夢見ています!

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大会参加チームをご紹介!

★廣東會館倶樂部廣東獅子團

消えつつあった旧型の獅子舞保存に尽力
20代〜70代の一般社会人による獅子舞チーム。横浜中華街や近隣のイベント、老人ホームなどに繰り出し、中国文化のパフォーマンスを通して地域交流、福祉活動に取り組んでいる。近年、横浜中華街からも消えつつあった1950年代〜1970年代の旧型の獅子舞を継承。現代型に比べて頭が大きく胴長、雄々しい伝統の舞いに注目したい。

★神戸華僑總會舞獅隊

香港の流れをくむ、コミカルな物語を披露
1979年に誕生、神戸で最も古い歴史をもつ中国獅子舞のチーム。高校生から50代までさまざまなメンバーが、太鼓、シンバル、ドラを打ち鳴らしてダイナミックな舞いを披露する。大会1日目のフリー演技では、横浜では珍しい、獅子の先導役・大頭佛(だいどうぶつ)が登場するコミカルなストーリーで魅せる。

★神戸市立神港橘高等学校 龍獅團

日本の高校の部活動、世界大会へ
前身の兵庫商業高校が、神戸市地域無形民俗文化財指定・南京町「春節祭」の獅子舞に着目。地元の土地柄を生かした取り組みとして、昭和63年度の文化祭で中国獅子舞を披露した。以来、部活動として発展し、神港高校と再編統合し神港橘高校になった今も受け継がれている。世界大会へも出場。本大会では披露されないが龍舞は日本一と評される。

★神戸中華同文学校舞獅隊

元気印の小・中学生による伝統の舞い
学校公認の課外活動として週3回、小学4年生〜中学生の部員が練習に汗を流し、校外のイベントにも100回以上出演。本大会2日目は一番手でステージに上がって伝統的な舞いを披露、その後に繰り広げられる競技を盛り立てる。なんといっても、フレッシュな可愛さが魅力。元気いっぱいの演舞をお見逃しなく!

★横濱中華學院校友會

世界最先端の指導のもと、優勝を狙う!
横濱中華學院卒業生全員が交流を深める会。その中で、中国獅子舞をやっている中心メンバーは20人ほど。南方獅子舞、北方獅子舞、龍舞の全てに取り組んでいるのは、日本ではここだけ。常に最先端のものを取り入れ、2年に一度行われる「雲頂マレーシア世界大会」にも参加経験あり、今では世界からも多くの評価をもらっている。本大会の観客投票では優勝を狙う!

★横浜中華学校校友会 国術団

表現が難しい、喜怒哀楽の獅子に注目を
横浜中華学校卒業生全員が交流を深める会。その中で、南方獅子舞をやっている中心メンバーは、16歳から40歳ぐらいまで約40人。大会1日目は4頭の獅子が登場して賑やかに舞い、大会2日目は獅子の喜怒哀楽の表情に注目したい。ライバルチームに負けないよう、気合い充分!

★石見神楽東京社中 大蛇•恵比寿(ゲスト)

島根のダイナミックな伝統芸能が登場!
島根県の「石見(いわみ)神楽」の奉納、上演を年 30回ほど行い、首都圏での石見神楽と観光のPRをしているメンバー。本大会では、日本の伝統芸能を披露するゲストとして出演。30種以上ある演目の中から、軽快なお囃子とダイナミックな動きで知られる「大蛇(おろち)」を舞う。大蛇の頭と17mにもなる胴体は伝統的工芸品の石州和紙で作られている。

千谷'sメモ

各チーム、猛レッスン中です。乞うご期待!

当コラムのライターさん

ライター千谷文子

ちだにあやこ/夫が横浜出身というだけで白羽の矢が。40代後半戦、ワクワク探しの好奇心は衰えず。愛犬との散歩で鍛えた健脚で、横浜中華街を歩き倒します!

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