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WITH MY CHINA TOWN

世界最大のチャイナタウンは五感に訴える魅力的な街

「ヨコハマ」って、音の響きもいいですよね。僕のコレクションのひとつにドーナッツ盤レコードがあるのですが、あるとき、何千枚もあるそのレコードを、地名がタイトルになっているもので分けてみたんです。神戸、大阪、函館、長崎など、地名がついている曲はいろいろありますが、横浜がダントツでした。「ヨコハマ」って言葉がとても詩になりやすいんでしょうね。あと、どこにお住まいですかって言われて、横浜ですって言うと「いいとことにお住まいですね」って言ってもらえる。それだけイメージもいいんでしょうね。

横浜にはいろいろな要素があると思います。アメリカっぽいところ、イギリスっぽいところ…もちろん世界最大のチャイナタウンもあって、それぞれ誇りと自信をもっているところがいいですね。自分たちはすごくいいところに住んでいるんだ、だからがんばるんだというパワーやエネルギーをすごく感じます。中華街の方も、「横浜は風水的に絶対いい、自分たちは最高の場所にいるんだ」ってよく言っていますよ。中華街は戦争や地震で何度も街が瓦礫と化してしまうなど大変な歴史を経てきました。だから、つらいときはそうやって何かに見守られているんだって自分に暗示をかけてがんばってきたんじゃないかと思います。そんなパワーが脈々と受け継がれている中華街ってすごいですよ。

パワフルな街ですが、その最大の魅力は「あやしさ」だと思います。子供の頃、まだ母たちが南京町と言っていた時代に2回だけ来たことがありますが、その時は別の国に連れていかれたような強烈な感覚がありました。異国情緒と原色の世界。今、月に1度か2度中華街で食事をするようになっても、そのときめきは変わりませんね。街にはそれぞれの匂いがあって、それが人を惹きつけるのだと思います。横浜は全部歩ける距離でありながら、中華街、元町、山手と全部匂いが違っていて、それを強く感じることができる。そういう人間の五感に訴えかけてくるものって大事だと思います。こんな街、ほかにはないですよね。

東京生まれの東京育ちがハマっ子になったワケ

今では自分のことを完全にハマっ子、と思っていますが、僕は東京生まれの東京育ち。37歳まで京橋にいました。それでなぜ横浜に来たかというと、当時夢であった「ブリキのおもちゃの博物館」を開くため。最初は馴染みのある青山、原宿、代官山あたりで物件を探していましたが、家賃が高くてとても借りることができませんでした。その頃、高校時代の同級生が山手でサーフショップを開いて、「北原、おまえも横浜に来いよ。横浜はおしゃれだぞ」って。確かにその店は古い洋館を使っていてすごくかっこよかったんです。最後の決定打は、「山手はいいぞ~、俺は毎朝小鳥のさえずりとフェリスの女の子の歌声で目が覚めるんだ」って(笑)。まったく予定していなかったのですが、結局山手で、これはという物件と巡り会って博物館を開くことができました。今でも、本当に横浜にきてよかったなと思っています。

横浜はあと2年で開港150周年を迎えます。京都や大阪、東京に比べて歴史は浅いけど、わずか150年の間に、いろいろなものを受け入れ、それを自分の力にしてきたというところが横浜にはあります。僕は「横浜人形の家」のプロデューサーをしているので、ホテルの方や観光の方の集まりによく顔を出すのですが、そこで感じるのは連携がいいということ。みんな仲がいいし、みんなでがんばって街をよくしていこうっていうのが感じられます。横浜は観光地ですから、来街者にどうサービスするか、どうやってときめきや楽しさを感じてもらえるか、そういうことをみんなが考えている前向きなところがいいですね。

50歳になってから始めたというエレキギターを披露してくれた北原さん。上達のコツは、「はじめからギターの弾ける人はいないし、同じ人間だからやればできると信じて」毎日少しでも練習することだそう。ギターが楽しくてしょうがないという気持ちが通じて、4/15(日)の神奈川県民ホールで開催される寺内タケシとブルージーンズ「エレキ! エレキ! エレキ! XI」にも参加することに。弾いているギターは、ベンチャーズが初来日したときにドン・ウィルソンが使っていたというモズライト。お宝中のお宝です!

山手にある「ブリキのおもちゃ博物館」は、北原さんが最初に開いたミュージアム。3万点以上ものコレクションのひとつひとつを我が子のように慈しみ、それらが持っている歴史やエピソードをすべて覚えていらっしゃることに取材スタッフ一同感激。北原さんの愛にあふれた「ブリキのおもちゃ博物館」は、一見の価値アリです。

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