
四千年という長い歴史と、日本の約26倍という広い国土をもつ中国。そこは、人口12億人・56もの民族が住むアジア最大の国です。
その中国が悠久の時の中で育んできた、それぞれの郷土文化や料理は、ひとくちで中国文化・中国料理というにはあまりにも大雑把すぎます。壮大で多様なスタイルのすばらしいものばかり。気候・風土・宗教などの違いにより、北と南、東と西では全く異なった食文化を持った国、それが中国なのです。
本来なら中国全土を回らなければ味わえないものが、横浜中華街なら、その全てを体感できてしまうのですから驚きです。いわゆる中国4大料理といわれる、北京・上海・四川・広東、それに飲茶、さらには台湾・湖南・福建等の少数派料理を加え、あらゆる味に出会える街、横浜中華街。この料理指南さえ読めば、あなたはもう中国通。
さあ、中国料理の真髄を求めて、横浜中華街に繰り出しましょう。
広大な国土を持つ中国は、料理も地方によって様々。北方系、東方系、西方系、南方系と大きく4つに分けられます。東は酸っぱく、西は辛く、南はあっさりとして、北は塩気が強いというのが味の特徴です。これらの地方料理を集合させたものが、いわゆる「中国料理」と呼ばれています。
山東料理(北方系)
北京料理を代表とする北方系の料理に影響を与えた料理です。様々な調理法に古くからたけており、強火でいっきに炒めあげる「爆」の調理に特徴がある。葱、ニンニクをよく用います。味は塩味が効いて、あっさりしたものが多い。
揚州料理(東方系)
隋に大運河が引かれて以来、交通の要所として経済が発達し、物が豊富に集まった揚州。素材を生かし、油を多く用いる料理が特徴です。また、スープが濃く、砂糖をよく用います。
湖南料理(西方系)
土地が低く、蒸し暑いこの地域は、食欲を増進させる為に唐辛子などの香辛料をふんだんに使った料理が発達しました。そのため、味付けは酸っぱくて唐辛子の辛さが特徴です。
福建料理(南方系)
海に面している為、海産物を用いた料理が多く、味は甘酸っぱく、南国風味が特徴です。ユニークな食材が多く、日本でも人気の米粉(ビーフン)の特産地でもあります。
台湾料理(南方系)
清代より、福建、広東などから多くの人が移住し、彼らの食習慣が持ち込ました。後に日本の統治下で、日本料理からも影響を受けています。周りが海に囲まれているため、海産物が豊富で、あっさりした味付けか主流です。日本では台湾の小皿料理が人気です。
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