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横浜関帝廟

「初代横浜関帝廟の起源は」

1.1862年ごろ、一人の中国人が山下町140番地あたりにささやかな廟を建てたました。
2.1874・5年ごろ、小さな廟が建てられました。
3.1873年に開廟し、関帝・地母娘娘・観音菩薩を祀った、という諸説があります。いずれにしても日本で最初の関帝廟です。

その後、1923年の大震災、1945年の大空襲、1986年の火災で消失し、1990年に現在の4代目が完成しました。漢白玉石の欄干、青白石の雲龍御道石、剪貼(ガラス細工)の屋根飾り、三国志の物語を彫り込んだ観音石の龍柱など、中国の伝統建築工芸をこらした豪華絢爛な廟は横浜中華街の中でもひときわ異彩を放っています。朝陽に輝く美しさもさることながら、ライトアップされた夜の関帝廟は荘厳な雰囲気が漂い人々をしばし立ち止まらせます。

関帝廟に祀られているのは三国志で有名な関羽です。今から1800年程前の後漢、三国時代にかけて活躍した武将で、乱れた世を直すために戦い、西暦219年58才で世を去りました。関羽は、信義に厚く金銭にも潔白な人物だったことから、その功績をたたえて関羽を神明として祭祀した廟が玉泉山の山頂に建立されたのが最初の関帝廟といわれています。

関羽の神格化された名前を「関聖帝君」といいます。また、関羽は簿記法を発明したとも言われ、商売の神様としても世界中の華僑の間で信仰されています。横浜中華街でも熱心に参拝する人々を多くみかけ、いつ行っても線香が絶えません。

関帝廟では、旧暦6月24日に関羽の生誕を祝う「関帝誕」を盛大に行います。神聖な拝神儀式には一般の人は参加できませんが、夕方から、獅子舞や龍舞・民族舞踊など様々な中国の伝統文化を披露する文芸晩会が開催され、横浜中華街ならではの夏の夜を堪能することができます。

 

「お詣りのマナー」

まず線香を5本買います。火をつけたら、5つある香炉の1番から5番まで順番に線香を供えます(注)。これは本殿内で参拝するためのお清めの意味があります。線香を供え終わったら、いよいよ本殿で参拝です。中央には関聖帝君、左に地母娘娘、右に観音菩薩、斜め後ろに福徳正神があり、やはり順番に参拝します。祭壇の前のマットに膝をついて合掌し、住所・氏名・生年月日を言って、それぞれの神様に願い事をしましょう。どの神様に何をお願いしたらよいかは、本殿内に掲示されています。

 

「おみくじのマナー」 ( ※写真 横浜関帝廟 パンフレットより )

おみくじをひく人は、「神筈」(しんばえ)と呼ぶ三日月型の神具を持って、住所・氏名・生年月日と具体的な願い事を1つ言って、おみくじ棒をひきます。次に「神筈」を土間に放り投げ、表と裏が出たら、おみくじ棒の番号を係りの人に言っておみくじをもらいましょう。
 線香売場には線香の他に金紙が用意されていますが、これは神様への金銭の献上とお願いが叶えられたときのお礼を意味し、供物台に供えて置き、参拝後に外にある金紙専用の炉で燃やします。

1番/天空に住む神様「玉皇上帝」:国泰平安
2番/主神の「関聖帝君」 :商売繁盛・入試合格・家内安全・学問
3番/併神の「地母娘娘」 :除災・健康
4番/観音菩薩      :解難・健康・縁談・安産
5番/福徳正神(土地公) :金運・財産保全