東アジア最大の中華街、横浜中華街は食はもちろん、カルチャー、人、色んな楽しみのある街。また、中華街は、朝・昼・夜を通して、様々な雰囲気を醸し出す街でもあります!そんな中華街を1日中、好奇心の赴くまま、中華街の住人となったMAYAが街に繰り出し、人々とのゆる〜い交流を通じ、日々街の面白ネタを発掘。地元ならではの楽しみ方を追求しながら、観光でも普段使いでも、ときめき溢れる中華街の魅力に迫ります。

第16回2020.11/02(星期一)

思い立ったが吉日!旅行気分でワクワク贅沢街歩き

GoToキャンペーンが始まり「新しい生活様式」に基づく旅が推奨されていることもあって、街歩きを楽しんでいる人が、日に日に増しているなあと実感する今日この頃。他県ナンバーの車も、近所の駐車場で多く見かけるようになり、人々で賑わう街中を散歩しているだけでハッピーになります♪今回は、全国的に盛り上がっている“旅”にあやかって、小旅行気分で中華街を散策したいと思います。旅ならではの高揚感に任せて、日常の買い物では手に入らない、とびっきりキラキラの『開運グッズ』を購入し、夕食ではちょっと贅沢に『旬の味覚』を堪能して参ります!近場のお出かけも“旅”として思いっきり楽しむと、新たな発見があるかもしれません♪

横浜中華街の玄関口。人にまちに優しい駐車場『中華街パーキング

11:00

「中華街へ旅行しよう!」と思い立って、まず考えるのはアクセス方法。電車も便利だけど、ドライブを楽しみながら目的地を目指すのも旅の醍醐味の一つです。到着したら、さっと車を停めて街へ飛び出したいですね。そんな車派におすすめの駐車場は、中華街一の収容台数(約500台)を誇る『中華街パーキング』。

東門そばの開港道に面し、中華街周辺のお出かけにも便利な立地抜群の駐車場です。入口の門構えと、屋上にある“停”の文字を眺めると「中華街に来た~!!」と気分が盛り上がります。観光地の駐車場は狭い…なんてイメージが覆るほど広々とした場内や、バリアフリーデザインが施された設備は、安心感をもたらしてくれます。

「休日は屋上まで車が停まり、賑わいが戻って嬉しいね。」と語る山下耕司(やましたこうじ)さんと眺めの良い屋上へ。街で商売を営む人々によって『横浜中華街パーキング協同組合』が設立されたことが、駐車場の始まりと教えてくれました。設立当時の1972年、車社会を見据え、多くのお客様を出迎える体制を整えた先見の明に驚かされます。

おもてなしの心は脈々と受け継がれ、利用者に優しい安心・安全な駐車場作りはもちろん、最近では、街で働く人のために、人生や商売に対するヒントを与える『ライフキャリアセミナー』を開催するなど、変化の多い現代社会で働く人の心に寄り添う活動を積極的に行っています。社会に貢献する駐車場として、進化し続けています。

飛沫防止対策 アイコン説明

  • 定員半分
  • ソーシャル
  • カーテン
  • マスク着
  • 消毒液
  • 入店体調
  • 料理取分
  • 部屋換気
  • 客席消毒

中華街パーキング

山下耕司(やましたこうじ)さん

バリアフリー事前精算機

パワーストーン・風水グッズ専門ショップ『龍 大通り本店

13:00

旅先ではなぜか気持ちが大きくなり、つい奮発して欲しいものを買ってしまう不思議な力があると感じることがありませんか?!久しぶりの旅行では、本能の赴くままに買い物を楽しみ、開放感を味わいたいものです。午後は、風水グッズ専門店『龍 大通り本店』で、ちょっと豪華なお土産を探しに行きたいと思います。

中華街の主要な通り沿いに複数店舗を展開する『龍』。黄色い看板から強烈なエネルギーを感じます。眩い光を放った開運グッズが目に入り、店内へ誘われます。 GoToトラベル「地域共通クーポン」が利用できるので、普段なら買うのを我慢してしまいそうなグッズを、お得に手に入れるチャンスです。お土産で開運大作戦に挑むのも吉。

「人々の動きが活発になり始めた今は、流れに乗って運気アップさせる絶好のチャンス!」と力説するオーナーの益芬(えきふん)さん。アドバイスを受けて、富と裕福の象徴“布袋さん”の置物【14,400円(税込)】を選びます♪全ての運を上昇させる “龍”もついていて、運気の変化を感じたい風水初心者にもおすすめです。

益芬さんが趣味で集めていた珊瑚や置物を販売したことから、お店の歴史が始まったので、今でも商品は全て自分で買い付けをしているとのこと。買い付けの秘訣はインスピレーション。世の中に必要なものを一瞬で判断し、購入することがポイントだとか。自分が買ったものを手に入れたお客様の運気が上がっていくのが喜びだそうです。

飛沫防止対策 アイコン説明

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龍 大通り本店

益芬(えきふん)さん

龍の置物

旬の海鮮を存分に味わえる上海料理の老舗『三和楼

18:00

本日の〆は 上海蟹。今しか味わえない旬の味覚を、横浜中華街では数少ない上海料理店の老舗『三和楼』でいただきます。この時期になると、街の至る所で上海蟹のポスターを目にするようになり、シーズン中に一度は食べなければ!と意気込んでいたので、今夜は旅行気分でちょっと贅沢なディナータイムにしたいと思います。

関帝廟通りに位置する三和楼。現在の上海料理店は、1962年(昭和37年)に創業していますが、創業以前はドレスメーカー(婦人洋服裁縫業)だったそうです。洋装を仕立て、鹿鳴館で着られていたようなドレスも縫製していたとか。お店で仕立てたドレスは、皇族の方々にも愛用されていたそうで、華やかな歴史を持つお店であることがよく分かります。

今年初の上海蟹は、定番の蒸し蟹で頂くことに決めました。オーナーの王忠福(おうただふく)さんに、新鮮な蟹の条件や、食べ方をレクチャーしてもらいます。生きた蟹を目の前にして、これから蒸す蟹がいかに新鮮な個体であるか教えて頂きました!王さん自慢の目利きで買い付ける蟹は、回転率が速く、歩留まりが良いそうです。

上海蟹はオスとメスそれぞれの美味しさがあるので、初めて食べる方はペアで注文し、食べ比べをしてみるのがおすすめです。11月はトップシーズン、どちらも美味しく頂ける絶好のチャンス。卵の食感を楽しむメス、濃厚な味の白子が美味しいオス。お店オリジナルのタレを付ければ格別の味わいに!【オス:2,500円メス:2,300円 ペア:4,500円(消費税別)】

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三和楼

王忠福(おうただふく)さん

上海蟹

当コラムのライターさん

MAYA

才能コーディネーター&中華街探検家。
中国の伝統楽器、古筝を弾く縁もあって、この街に誘われた住人。中華街を拠点に活躍するアーティストなど、多国籍の芸術家のマネージメントにも携わっている。毎日探検しても、知りたいことがまだまだたくさん。『住んで楽しい、来て楽しい』この街の魅力をお届けしたいから、今日も縦横無尽に街を駆け抜けます!

取材してほしいコト募集中

当コラムでは、横浜中華街について調べて欲しいことを募集しております。応募の中から、ライターMAYAがあなたに代わって取材し、当コラムで掲載します。以下の応募メールアドレス宛に、メールタイトルを「私、横浜中華街に住みました係」と記載し、ペンネーム及び調べて欲しいことをできる限り具体的に記載して、ご応募ください。

応募メールアドレス : column@chinatown.or.jp