東アジア最大の中華街、横浜中華街は食はもちろん、カルチャー、人、色んな楽しみのある街。また、中華街は、朝・昼・夜を通して、様々な雰囲気を醸し出す街でもあります!そんな中華街を1日中、好奇心の赴くまま、中華街の住人となったMAYAが街に繰り出し、人々とのゆる〜い交流を通じ、日々街の面白ネタを発掘。地元ならではの楽しみ方を追求しながら、観光でも普段使いでも、ときめき溢れる中華街の魅力に迫ります。

第20回2021.03/01(星期一)

お店でも、自宅でも美味しい楽しい横浜中華街

最近、自宅で仕事をしたり、おうちの中で過ごす時間が多くなり、デリバリーやテイクアウト、それにオンラインショップなどのサービスを利用する機会が増えています。欲しいものがある時、食べたいものがある時、好きな場所でお気に入りのお店を楽しめるから、とってもありがたく感じます!横浜中華街のお店でも、様々なサービスが導入されているようです。今回は、テイクアウトやオンラインショップを利用して、横浜中華街をもっと楽しむ方法を探しに行って来ます。オンラインショップは、サイトを見ているだけで、お店の雰囲気がわかるので、いつでも観光気分に浸れちゃうメリットも!さらに今日は、購入したものを自宅で食べる時に、より美味しく頂く方法も、お店の人に聞いてみたいと思います♪

超巨大な唐揚げ!台湾のソウルフード炸鶏排『横浜炸鶏排

11:00

2019年4月にオープンした『横浜炸鶏排』。南門シルクロードにある台湾唐揚げのお店です。看板メニューの超巨大な炸鶏排は、鶏ムネ肉を使ったスパイシーな唐揚げ。台湾の夜市でも大人気のソウルフードだそうです。揚げたても、もちろん美味しいですが、冷めてもまた美味しい♪という噂を聞き、今朝は”炸鶏排テイクアウト”の極意を教えてもらいます!

店頭に並ぶ伝統的な花柄模様の提灯が、台湾旅行をしている気分にさせてくれます。現在は直営店の『横浜中華街 本店』と『横浜中華街 市場通り店(2号店)』の他、南は熊本県まで全国各地に店舗展開する勢いある炸鶏排店です。お店の世界観を大切にするために、花柄の提灯とモスグリーン色の壁は、全店舗で統一されていているんだそうです。

顔の大きさほどのサイズで、見た目のインパクトも強い炸鶏排。台湾でこの味に出会った日本人シェフが、惚れ込んで現地のお店で修行をし、本場の味を持って帰ってきたのが、横浜炸鶏排の始まりだそう。このシェフは、横浜炸鶏排のCEO佐藤明久(さとうはるひさ)さんの義弟で、長年イタリアンやフレンチのシェフとして活躍していたそうです。現在は兄弟二人三脚でお店を運営しています。

テイクアウトの極意は、炸鶏排が入ったビニール袋を開けっ放しにして、なるべく蒸気が少ない状態で持ち帰ることだそう。冷めても美味しいので、レンジ等で温め直さず、そのまま食べて欲しいとのこと。変化系で楽しみたい人は、ラーメンの上に炸鶏排をのせて食べるのがオススメということです。中でも、イチオシは”醤油ラーメン”だそうです。【台湾唐揚炸鶏排 540円(税込)】

飛沫防止対策 アイコン説明

  • 定員半分
  • ソーシャル
  • カーテン
  • マスク着
  • 消毒液
  • 入店体調
  • 料理取分
  • 部屋換気
  • 客席消毒

横浜炸鶏排

佐藤明久
(さとうはるひさ)さん

提灯

本格広東料理・飲茶・薬膳料理など多彩な料理を味わえる『菜香新館

13:00

お昼は、上海路にある『菜香新館』で、最近リニューアルしたというオンラインショップで扱う商品情報を聞きに行ってきます。1984年に横浜初の飲茶専門店『菜香』をオープンして以来、守り続けてきたこだわりの手作り本格点心が、自宅でも気軽に味わえるとのこと。数あるお店のメニューの中から、厳選された点心が、ラインナップされているそうです。

お店でも特に人気のある明蝦巻(海老のウエハース巻き揚げ)と菜香担担麺を、曽牧英(そむいん)さんが目の前で調理して下さることに!曽さん自ら、家庭用のガスコンロを持ち込んで、本格的な厨房がなくても、お店の味をそのまま再現できる秘訣を教えてくれます。どちらも冷凍されていて、購入してから日持ちするのが嬉しいポイント。  

明蝦巻は、170℃の油で、約7分コロコロ回転させながら揚げることがコツだそう。予熱で火を通せば、綺麗な白い巻き揚げの完成です。小麦澱粉を使ったウエハーシーの中には、生の海老とニラや竹の子が入っています。コクのある味で、子どものお弁当にも大人気だとか。冷凍庫に美味しい点心があれば、急な来客があっても、自信を持っておもてなしできちゃいます。

もう一つのオススメは、痺れる辛さがたまらない菜香担担麺。完熟花椒や青山椒のさわやかさを感じるスープは、一度食べれるとクセになる美味しさで、やみつきになるリピーターも多いそうです。自宅で調理する際は、麺の湯切りをしっかり行い、一手間かけて、どんぶりをお湯で温めてから、盛り付けると一層美味しく頂けるとのこと。温めるだけの簡単調理で、お店の味をそのまま楽しめるのは、お得過ぎます♪

オンラインショップはこちら

飛沫防止対策 アイコン説明

  • 定員半分
  • ソーシャル
  • カーテン
  • マスク着
  • 消毒液
  • 入店体調
  • 料理取分
  • 部屋換気
  • 客席消毒

菜香新館

曽牧英
(そむいん)さん

明蝦巻 (元祖 海老のウエハース巻き揚げ)

楊貴妃のように内側からも外側からも美しく『楊貴妃Boutique & CafeChinois

18:00

夜は、長安道にある『楊貴妃Boutique & CafeChinois』でちょっと一息、ティータイムを楽しみます。店内1階はブティックで、カフェは2階にあります。入り口からカフェが見えないので、隠れ家的な雰囲気があり、とってもいい感じです。季節の変わり目で、なんとなく体も疲れているし、ゆっくり休みたいなあという時に、健康や美容もケアしながら、ホッとできる場所なんです。

1階のブティック横の階段を上がると、シノワズリでまとめたシックなカフェがあります。店内には、大きな窓もあって開放的な雰囲気が広がります。お店で提供されているものは、体に優しい漢方茶やスイーツ。”全身楊貴妃になって帰る”がコンセプトで、美しい楊貴妃のようになって、パワーチャージしてもらいたいという願いがこめられたカフェだそうです。

愛美さん(写真中)と愛玲さん(写真右)は、中華街でも活躍されているシンガーと舞踊家の美人姉妹。中国各地で舞踊の修行をしながら、茶芸も習得したという愛玲さんは、漢方コーディネーターの資格を持っています。漢方の知識を活かして、シンプルで食べやすく美に効く食べ物を、常に姉妹で研究しているそうです。今日頂く『楊貴妃デザート』にも、漢方ゼリーが入っています。

俳優・歌手「城田優」氏と横浜中華街のコラボ企画 オリジナルコラボメニュー「楊貴妃デザート」を注文すると「城田優サイン入りコースター」が貰えます!
詳細はこちら

店内で、気になるジュエリーを発見!区姉妹のご友人である華僑のアーティストKaenaさんによる作品で、楊貴妃が愛した琵琶がモチーフになっています。金属を裏から打って模様を浮き出す、打ち出し彫金という技法で彫られています。楊貴妃Boutique & CafeChinoisとKanenaさんとのコラボ商品で、お店とオンラインショップの両方で購入可能だそうです。

オンラインショップはこちら

飛沫防止対策 アイコン説明

  • 定員半分
  • ソーシャル
  • カーテン
  • マスク着
  • 消毒液
  • 入店体調
  • 料理取分
  • 部屋換気
  • 客席消毒

楊貴妃Boutique & CafeChinois

区姉妹

俳優城田優さんとのコラボ商品 楊貴妃デザート

当コラムのライターさん

MAYA

才能コーディネーター&中華街探検家。
中国の伝統楽器、古筝を弾く縁もあって、この街に誘われた住人。中華街を拠点に活躍するアーティストなど、多国籍の芸術家のマネージメントにも携わっている。毎日探検しても、知りたいことがまだまだたくさん。『住んで楽しい、来て楽しい』この街の魅力をお届けしたいから、今日も縦横無尽に街を駆け抜けます!

取材してほしいコト募集中

当コラムでは、横浜中華街について調べて欲しいことを募集しております。応募の中から、ライターMAYAがあなたに代わって取材し、当コラムで掲載します。以下の応募メールアドレス宛に、メールタイトルを「私、横浜中華街に住みました係」と記載し、ペンネーム及び調べて欲しいことをできる限り具体的に記載して、ご応募ください。

応募メールアドレス : column@chinatown.or.jp